あのジャズクラブ、おとなのハコであるブルーノートへ
小学二年のやんちゃなガキを連れて。
実は数ヶ月前、ここ半年ほど息子がハマっている、ブラジルのメロディメーカー、
イヴァン・リンスが来日しブルーノートで公演するというので、
すかさず予約しておいたのである。
自分は複雑かつ優雅なコード進行を奏でるイヴァン・リンス、はもちろんだが
ブラジル音楽全般に高校生のころから大好きで、
LP,CDなど幾つかの音源を所持しており、現在でも良く聴いていた。
そんな中たまたまかけていたイヴァンリンスのライブ版CD "20 ANOS"を気に入ってしまい、
今では彼のヒットメロディの大半を知る、立派?なイヴァンリンスフリークなのである。
そんな彼に、イヴァンリンスが来日したら生演奏を聞かせてやりたいと思っていたのである。
自分はブルーノートへは過去に確か1回だけ行ったことがある。
その時はやはりブラジルの女性ミュージシャン、ジョイスだった。
歌手との距離感が近く、これぞ生演奏!という醍醐味があったのを覚えている。
ガキの来るところではない、とにかく。
なので予約時に、小学生なんぞ入店不可と思いきや、そんなことはなくwelcomeだった。
しかし、ウチの子は学年を代表する?問題児であるから、
ブルーノート出入り禁止にならないかどうか心配だったのだが、、、
さて本番当日。
公演1時間前に着席出来るので、それまで夕食を嗜む。
キャンセル空きになった広いbox席だったので、観客との接点は
幸いなかったので、食事も快調に進む。
我が家以外子供は皆無。
そしていよいよイヴァンリンス入場!
イヴァンリンスも御年70過ぎ。
ギタリストとのデュオなのでしっとりかつ渋く聴かせてくれる。
息子の好きな「今宵楽しく」「ディノラー・ディノラー」など名曲も披露!
ところが当然ステージ以外の照明は落とされるので暗くなるので、
一気に疲れが出てしまったのか、テンションが下がり気味。
曲の間などせっかく歓声を上げてよいところでも、
照れも入ったかとにかく終始おとなしかった。
これぞ杞憂に終わった、とでもいうのだろうか。
それでも、途中からもう一人のゲストであるジョイスが軽快に聴かせてくれると
少し復活したのか、元気を取り戻したようだった。
さすがにちょっと早すぎた感はあったが、
何分はじめての経験。
帰宅してからはさらに元気になり、遅くまでイヴァンリンスとジョイスの曲をおさらいしてた。
こういうのはあとになってじわじわと響いてくるのかもしれない。
最近何事もいきなりよりじわじわが良いと思う。
この経験は良しとしよう。