恒例の研修旅行、今年は伊予の国南部へ。
松山空港からレンタカーでまずは内子町へ。
内子は、漆の仲間であるハゼノキを原料にした木蝋で栄えた町。
明治時代の街並みが残っている。

内子の豪商である芳賀一族である、上芳賀家。
棟瓦の上にあるシャチホコは鳥衾(とりふすま)というらしい。
屋根ののし瓦もいい感じだ。

中に入ると、2〜3階が吹き抜けになっており、
3階部の小屋組みが間近で見られるのは珍しい。

毎度ながらじっくり見すぎてあっという間に昼過ぎ。
お約束?南伊予地方名物の鯛めしを食す。

内子座。
当時金儲けした旦那衆が遊ぶための娯楽施設として設立したそうだ。
今だ現役の施設。

予定通り?予定より2時間も長居してしまったので、
いいかげん車で15分ほどの大洲へ移動。
内子もかつては大洲藩の一部だった。
その名勝庭園、臥龍山荘へ。
石積みが凝っているし、既存の樹木を活かした施工となっている。
本州ではあまり見かけないと思う。


臥龍山荘の建築および庭園は、非常に緻密な設計に基づいているにもかかわらず、
良い意味で地方の庭園らしく頑張りすぎてなく居心地の良い空間を成している。

臥龍山荘(不老庵)を対岸から。
もう少し緑が濃くなってからか、紅葉の時期に再訪したい。

このほか大洲城など見てないが、夕刻になったので宿泊地である宇和島へ。
すっかり日も暮れてしまったので、夜の街へ。
4度目の訪問だが、夜歩くのは初めて。
人口7万の地方都市の夜は一見寂しいが、よく探すと美味そうな店が点在している。
まずは宇和島郷土料理が食べられる「ほずみ亭」へ。

ヨコ刺し(クロマグロの子供を言うらしい)、のれそれ(アナゴの稚魚)、
丸ずし(おからとイワシ)、ウツボ刺し、きびなご天、、、!

郷土料理の「ふくめん」
ほんのり甘いが日本酒にあう。

この辺りではおこぜを「ほご」という。
お約束のから揚げ!

見た目では高そうだが、そんなことなく居酒屋価格。
けど美味さは見た目どおり。
鮮度もよく郷土料理も想像以上に美味かった。
一軒目としては五つ星。
二軒目は、通りがかりに気になっていた小料理屋「すずらん」という店。
明るいカウンター越しに女将さんが切り盛りしている、理想的な?店。
写真を撮り忘れたが、酒よし魚よし居心地よしと長居してしまった。
地方都市でこういったお店に出会えることがとても楽しい。
再訪の際は、女将おススメの楽しいスナックに連れて行っていただくことに。
伊達氏10万石の城下町は奥が深い!
2:00ごろになり、これまた女将のおススメ「十万石」のカレーうどんで〆!
posted by 庭師おがや at 00:00|
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