朝5時、ドライブインみちしお出発し下関駅に6時着。
ここで友人は実家のある島根県江津へ帰郷し、
自分は電車で九州福岡へ行き、植木屋仲間の二人と博多で合流し、
目的地長崎県平戸へ到達する予定である。
下関駅は約8年ぶり。
マニアックだが、下関駅の古レール造のホーム上家(屋根)が素晴らしい。


関門トンネルを抜け、門司港へ。

すぐ博多へ向かう。
博多で朝6時発の飛行機で到着した二人と合流し、レンタカーで平戸へ。
あいにくの大雨。
なので佐賀県神埼市にある九年庵に立ち寄るが、さすがに拝観できず。
秋の紅葉は素晴らしいらしい。
隣の仁比山神社を散策。雨に濡れた新緑古刹もなかなかのもの。
すぐ近くに江戸時代末期の医学者、伊東玄朴旧家もあった。


いつものごとく、平戸までの道のりは風まかせ。
大雨なので濡れずに「研修」できるところを考える。
これまでスルーしていた県都佐賀市にいけば色々あるだろうと。
予想的中。
まずは佐賀城へ。地元のボタンティアガイドさんの説明付きで2時間余りじっくり勉強。

ここで書ききれないが、佐賀(鍋島)藩の質実剛健さをとくと語っていただいた。
特に江戸時代の外港である長崎を警備しつつ、同時に西洋文明を取り入れ、
特に幕末には軍事、医学において日本のトップランナーだったこと。
「薩長土肥」と称される上で末尾にあたる佐賀「肥前」だが、
筆頭薩摩より先に反射炉を築いたことなど、当時の佐賀藩の卓越した稀有な力を
学ぶことが出来た。
佐賀城も復元城とはいえ、当時の図面に基づいて木造で再建し、
床が全面畳張りなど他に類を見ない城である。
奥深いぞ、佐賀は。

15時過ぎまで学んだので腹が減る。
佐賀市民に愛されているという松原うどんへ。
おかあさんがつくるうどんは胃にも心にもやさしい。

夕方になったので、昨年同様に武雄温泉に立ち寄る。
ここの湯は江戸っ子好みの?熱めの湯。
熱さに外国人観光客は苦戦している。

夕暮れ時に平戸大橋を渡る。
大げさだが3年目になるとこの橋を渡るとき平戸に「帰って来た」感がする。
宿に到着し、入浴済みなので速攻で街にくくりだす。
行先は、我々にとって平戸との縁結びの店「あけぼの」へ。
女将さん大将ともにお元気で何より。
posted by 庭師おがや at 00:00|
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